どうせやるなら「超×10★楽しく!!」

年の瀬ですね、こんばんわ。なかむーです。

もうすっかり不定期掲載に慣れてしまい、社員からの「中村さんコラム忘れてますよ」注意もなくなって、どうやら諦められてしまったようです。しめしめ。
というワケで、これが2016年最後のコラム更新となります。

毎年たいがい“激動の1年”なんですが、2016年は“超★激動の1年”でした。
特にライブのお仕事をたくさんいただけて、多い時は5〜6現場がカブって、アッチコッチに飛び回る日々。今Googleカレンダーを見返してちょっとヒイてます…。

それも終わってみれば、すべて良い経験になっていて、ムダな事は何ひとつないんだなと、改めて思います。

特にライブエンターテイメントは、その日その場限りの“一発勝負”で、その一瞬のために大勢の人間が長い時間をかけてステージを創り上げていきます。

失敗がないのはプロとして当然。誰も失敗しようなんてはじめから思ってやっているヤツなんて誰もいなくて、その結果、本番での失敗は「OK」だと考えています。

昔、MISIAさんのライブを観に行った時、本編クライマックスで「Everything」を歌ったんですが、1サビに入る前にMISIAさんが「ゴメン!止めて止めて!」と演奏を止めてしまいました。
特に何か失敗やトラブルがあったワケではなく、どうやらMISIAさんご自身が「歌に納得がいかなかった」というのが、演奏を止めさせた理由だったらしく、もう一度はじめから「Everything」を歌う事になりました。

変な言い方になってしまうかもですが…
僕がライブエンターテイメントでやりたいのは、コレなんです。

「Everything」を納得いくかたちで歌いきったMISIAさんには、その日一番の、割れんばかりの大歓声と拍手が送られました。

一生懸命やる事なんて当たり前。
万が一ミスやトラブルがあった場合のリカバリを準備するのも当然。
「実はウラでこんな事が起こってまして…」「スタッフがまだ不慣れなんで…」「準備期間が短くて…」「予算が…」みたいな言い訳は一切通用しません。言い訳カッコワルイ!ライブは結果がすべてデスカラ!

その上で起こる失敗と、その失敗と真摯に向き合ってどう乗り越えるか、その姿をウソなくお客さんに観てもらえるかが、ライブエンターテイメントの醍醐味だと思っています。

だって人間だもの。(みつを)
声が出ない日もあれば、気持ちと身体が上手く噛み合ない日もあるさ。

そんな時に、精一杯やった結果の「失敗」であれば、それを許さない人なんていないと、僕は信じています。

EGOISTのヴォーカル chellyちゃんに「失敗していいからね!笑」とステージへ送り出し、たとえミスがあったとしても「失敗したな〜うぇ〜い!笑」と茶化してあげられるのは、彼女が精一杯やっているのを、お客さんも僕も、みんな知っているから。

GENERATIONSのヴォーカル涼太くんが、調子が悪くて出ない声を振り絞って、くやしくて泣きながら、それでも最後まで自分の声で歌いきろうとし、それを龍友くんが歌声で支えてあげる姿に感動できるのも、彼らが精一杯やっているのを、お客さんも僕も、みんな知っているから。

どんなポジションのお仕事でも、どんなアーティストのお仕事でも、これだけは変わらない。これからも変わらない。

その日、その一瞬にしか起こらない奇跡は必ずそこに在って(普段ありえない失敗シーンをたまたま見る事ができるのも=奇跡みたいなもんよ)、そのステキな一瞬を、たくさんの人に共有してもらえる空間を創るという、とても素晴らしいお仕事を生業にできている事を誇りに思い、そして幸せを感じます。

「どうせやるなら楽しく!」がモットーで、ステージ上に立つアーティストはもちろん、我々スタッフ(ステージチームから、会場運営のスタッフ、物販スタッフもみんな)が「楽しんで」仕事をしていないと、お客さんも楽しめるワケがなくて。

アーティストやスタッフに「楽しく仕事をしてもらう」環境を創るのも、僕の仕事のひとつだと思っています。
笑顔がいっぱいの現場に出来ればいいなと
時にはマジメに、そしてだいたいふざけてる、自称「楽屋の茶化し係」「現場の癒し系」笑。

今年も最後まで楽しい現場がたくさんで、支えてくれた皆さん、ウチの社員のみんな、そして友人たちと愛する家族に、大感謝です。

来年はさらに「超×10★激動の1年」になる予定ですが汗、それでもやっぱり「どうせやるなら「超×10★楽しく!!」、一生懸命がんばって、その上でたとえ失敗する事があったとしても笑顔を絶やさず、ひとりでも多くの方に楽しんでもらえるエンターテイメントを創造していきたいと思います。

今年も1年お世話になりありがとうございました。
来年も世の中をザワザワさせるような事にチャレンジして行きますので、何卒よろしくお願いいたします。
それでは良いお年を!!