モーションキャプチャ *12歩
金木犀の香りにすっかり秋を感じます。
こんばんはkaneiです。
今回はモーションキャプチャに関して、少し書いてみようかなと思います。
モーションキャプチャとは、人や動物、物体の動きをデータ化する技術です。
映画やゲームなどエンターテインメントで活用されているイメージが強いのですが、
医療やスポーツ分野、文化財保存などにも活用されています。
実は弊社の『3.5D THE LIVE』(※)は、モーションキャプチャの用途としては、比較的珍しい使い方なんです。
※モーションキャプチャのデータをリアルタイムにCGキャラクターへ反映させるシステム
通常は収録したキャプチャデータをそのまま使用することは殆どありません。
人とCGキャラクターの体格や等身が違うことにより、腕が身体にメリ込んだり、
ポーズをした際に手や足が理想の位置からズレてしまうなど、きれいに見えない部分が出てしまうからです。
(架空のCGキャラクターと同じ体格や等身の人は滅多にいないので・・・)
その問題を解決する為に、アニメーターさんがソフトを使って、CGキャラクターの体格や等身に合わせて、キャプチャしたモーションデータを整え、最終データを完成させます。(ザックリ簡単に書いていますが、収録作業~完成まで数日必要です・・・)
何度も繰り返し見る映画やゲームでは、このように何度見てもきれいで、
まったく同じ動きをするデータが求められます。
しかし、ライブに限っては、
お客さんとの掛け合いや各会場で違った動きができるなど、 リアルタイムキャプチャの方が、 今・その場でしか見ることのできないライブ本来の楽しさを感じられると思っています。
kanei